本番中...

にいろんなことがおきます。

特にＧＥＭＳＴＶの場合１時間ひとりだけ

で逃げ道がまったくありません



商品を落としたことはありませんが添付の

品質カードや物差しなどは落ちたりします。

まあうちの番組のいいところはそのあたり

「拾ってください」ぐらいは言えますので

だいじょうぶですが、たとえば花粉症の時...悲劇です。



くしゃみ出そうなときはおもむろに二本のお指を

鼻のところに持ってまいります。

サブスタジオでは、慣れたもので

「お、加トちゃんきたよ」と

すぐに音声を切ってくれます。



さてそんな中、ありそで今までなかった

悲劇がおきました。



台風一過、大変晴れていいのですが、

少し乾燥気味のスタジオ。

涙の量がすくない私（決して冷たいわけではないのよ！）

はコンタクト（使い捨て）の落ち着き具合

が気になります。

できるだけ触らないようにしているのですが、

つい２商品目あたりで目を掻いたところ...

コンタクトがずれて目の裏側に...（かなり表現

グロイですが、よくあります。）

まあ良くあるので目いじってるとだいたい元の位置に

戻ってくれます。



ま、もちろん今回はそううまくいかず、

ぜんぜん戻ってこない。

商品はしかも目玉の全周エメラルドブレスレット。

しゃべりながらもいじりますが戻ってくる気配なく

ついに......「ぽとっ」

落ちてきた



しかしここで小さな奇跡。うまく右手の人差し指で

キャッチ！！驚異の身体能力！！！

へんなものでこんな時、昨日歌ったジュリーの

メロディーが頭に浮かんでまいりました。

右手にコンタクト?左手にはエメラルド?

どうしたらよいのか?わかりゃ?しません?

あ?ああ?ああ?ああああ?



もしリングならば必殺の３カメ（通称お立ち台、リングが

回転台で回ってます）で逃げられますが

今回はブレス。

ネックレスのように台に

戻すことも考えましたが、差し込みタイプで

ロックしてしまったため、テンコーさんで

なければ片手でとることはできない。

考えているうちコンタクトは水分を失い

オークションも最後のクラッシュに...



顔ぶり（身ぶり手ぶりはできません）で必死に

サブに訴えかけますが普段の行いが悪く

なかなか気づいてくれない...

とれたコンタクトを見せてやっと事態を呑み込めた

スイッチングディレクターが２カメ（手元カメラ）

固定にしてくれ、あとはオークション終わり次第

装着するだけ...



し、しかし.....

....

....それは美しくない！！



装着するところを全国に放送するなんて

赤く塗らないシャゲル（シャア専用ゲルググ）の

ようなものです。ＧＰチップのないミニ四駆の

ようなものです。（普通ついてません）

気の抜けたぷらっしーの

ようなものです。（最初から炭酸はいってません。）



幸いにも手首だけが映っているので手先に

手鏡を持ちなんとか右手だけで

コンタクト装着にトライ！！



こんな時にブラックジャックが、

鏡を使って自分自身を手術したシーンを思い出す...



うまくくっついてくれ！！



「それでは終了で?す」インカムに聞こえてくるプロデューサー声。



１カメの映像には少し涙ぐんだ

大松の誇らしげな笑顔が映し出されていました...