ちょい悪実験室

今日は日本宝飾クラフト学院でラボでした。
ラボとはいちん~~~~~~ち
宝石を見るお勉強のことです。
何の宝石かは明かされずに天然も合成も原石もごっちゃで渡されて何の宝石か証拠を追い求めます。
ただし本番の試験では1っこの石に10分かけられませんTT

ちなみにどんな検査」するかっていいますとおお!

ちょい悪キットです!

















































これはうちのかわいい
サンプルジェム達。
















































まずは
10倍ルーペ!
愛用のGSTVルーペです。
合成ルビーあたりは
これでもわかっちゃいます。














































続いて

こちらは偏光器!
これ好き!
単純シンプルですが、
ここに石おくと、
ざっくり言うと単屈折、
複屈折、多結晶が選別できてしまいます。

つまり赤い石がルビーかな~
ガーネットかな~とざっくり
わかっちゃう優れもの!

ガラスや合成ブルースピネルは
これだけでわかっちゃう
場合もあります。


































んでまた、この子がすごい!
小指くらいの筒で
中に格子があるだけなんですが
なな、なんと、これ一本で
ルビーやエメラルド
サファイヤにペリドット
ジルコンも、アレキも確定
させられちゃうんですよ。

回折格子型分光器って
偉そうな名前です。

宝石の食事でもある光。
その宝石が何の光を食べたか
これを覗くと見えるんです。

ドラえもんクラスです。





































こんな感じ
最初は苦労しましたが、
今はこれに結構頼ってます。















































さらに決定的なのがこ~~ちら!
屈折計!!!
宝石の光の返す力って
それぞれ大体決まっています。
それを測る器械です。

こう見えて7万くらいするですTT
買わないで借りて済まそうと
思いましたが、これがですねえ、
読み取るのに馴れが必要で、
しかもこれが合否の鍵を握って
るんですよ~

イギリスからの取り寄せです。

でもこれあると
より実験感があっていいですw


































まだまだ~
こちらはチェルシーカラーフィルター、通称CCF。
かわいい名前ですが、驚きの性能。
この子、特定の色だけ見せる
フィルターで宝石がだす隠された色見つけちゃうのです。
アクア、トパーズ同じ青でもこれを
通すと違う色に見えます!









































こちらは
ロンドン二色鏡。

一部の宝石は
2つから3つの色を持つものが
多いのです。

一番いい色をテーブル面から
見えるようにカットされてますが。

この二色鏡を使うと
一つの石がパーティーカラーみたいに
二つに分かれて見えるんです。
タンザナイト見ると
面白いですよ!

































キタ~~
双眼顕微鏡!!
さすがにこれは共用です。

これで宝石見てると
時間が経つのを忘れます~
40倍まで倍率あげられまして
宝石の中の小さな宇宙が堪能できます。










































さ~ら~~に~~
わけわかんない石はこの検査も
突入します。

これは紫外線ライトで
長波と短波の紫外線を
宝石にあてると
特定の宝石は蛍光や燐光(紫外線をけしても蛍光を発する、オパールとか)を見せてくれます。



ざっとこれらの検査を
10分ほどで行います。

あ、見えたものはすべて
図にしないと減点です。

ちなみにこの総合鑑別は
10個見ます。
3個間違った鑑別だしたら
失格です(TT) 

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